1. 主要ページへ移動
  2. メニューへ移動
  3. ページ下へ移動
個人情報保護方針についてはこちら
個人情報の取扱規程に同意する

従業員の健康管理とは?企業に求められる義務と具体的な取り組み

従業員の健康管理は企業の法的義務であり、生産性向上や離職防止にも直結します。本記事では、労働安全衛生法に基づく健康診断やストレスチェックなどの義務、長時間労働の是正やメンタルヘルスケアといった具体的な取り組み、運動習慣の定着を後押しする福利厚生・フィットネス系サービスの活用方法までを詳しく解説します。

従業員 健康管理(26年7月分).jpg


従業員の健康管理は、企業の法的義務であると同時に、生産性の向上や休職・離職の防止に直結する経営課題です。本記事では、労働安全衛生法に基づく健康診断やストレスチェックなどの義務から、実務に役立つ具体的な取り組み、従業員の運動習慣を後押しするフィットネス系サービスの活用方法までを通貫して整理します。

 
進め方の設計から、実行までご一緒します

ALWELでは、年間スケジュールのひな型のご提示と健康経営アドバイザーへのご相談から、施策の実行までをまとめてご提供しています。何から着手するかが決まっていない段階からご相談いただけます。

1.従業員の健康管理とは

企業は労働安全衛生法や労働契約法に基づき、従業員が安全かつ健康に働ける環境を整備する義務を負っています。労働者の心身を守るための主要な要件を整理します。


関連法令・制度

企業に求められる主な義務・対応

労働契約法(安全配慮義務)

労働者が生命や身体の安全を確保しつつ労働できるよう配慮する

労働安全衛生法(健康診断)

1回以上の定期健康診断を実施し、結果に基づく事後措置を講じる

ストレスチェック制度

常時50人以上の労働者を抱える事業場で年1回の検査を実施する


  • 安全配慮義務と労働安全衛生法の基本

企業は労働契約法に基づく「安全配慮義務」を負っており、従業員の心身の健康を保つ環境を継続的に整備する責任があります。これは物理的な事故の防止にとどまらず、過重労働やハラスメントによる健康被害を防ぐための措置も含まれます。対策を怠って従業員が健康を損なった場合には、企業が損害賠償責任を問われるケースも珍しくありません。

参考:労働契約法 | e-Gov 法令検索(第5条)


  • 健康診断の実施と事後措置の徹底

労働安全衛生法および同規則により、企業は常時使用する労働者に対して年1回以上の定期健康診断を実施する義務があります。受診させて終わりではなく、結果に異常所見があった労働者に対しては、医師の意見を聴取したうえで就業場所の変更や労働時間の短縮といった事後措置を講じます。従業員の健康状態を正確に把握し、業務による健康悪化を未然に防ぐことが主な目的です。

参考:労働安全衛生法 | e-Gov 法令検索(第66条)

参考:労働安全衛生規則 | e-Gov 法令検索(第44条)


  • ストレスチェック制度の運用

現在、常時50人以上の労働者を使用する事業場では、年1回のストレスチェックの実施が義務付けられています。なお、20255月に公布された改正労働安全衛生法により、令和10年(2028年)41日からは労働者数50人未満の事業場にもストレスチェックの実施が義務化される予定です。

ストレスチェックは、従業員自身のストレスへの気付きを促すとともに、高ストレス者に対しては本人の申し出に基づいて医師による面接指導につなげる仕組みです。検査結果は企業側が集団分析に活用し、職場環境の改善に役立てていく運用が求められます。

参考:ストレスチェック制度・メンタルヘルス対策|厚生労働省


2.従業員の健康管理に取り組む3つの目的とメリット

健康管理への投資は、単なる法令遵守にとどまらず、企業と従業員双方に具体的な利益をもたらします。経営課題の解決に向けた主な効果を整理します。


期待できる効果

具体的なメリット

生産性向上と離職防止

従業員のパフォーマンス低下(プレゼンティーズム)や休職を防ぐ

リスクマネジメント

過労死やメンタルヘルス不調による訴訟リスク・労働災害を回避する

企業価値の向上

健康経営の推進により、採用市場での優位性や企業ブランドが高まる


  • 従業員の生産性向上と休職・離職の防止

心身の健康が保たれた状態は、従業員の集中力やモチベーションを高め、組織全体の生産性向上に寄与します。反対に、不調を抱えたまま出社して業務効率が落ちる状態を放置すると、長期的には休職や退職につながる傾向があります。定期的なケアを通じて早期に不調を発見できれば、貴重な人材の流出を防ぎやすくなります。


  • 企業のコンプライアンス遵守とリスクマネジメント

適切な健康管理は、労働災害や過労死、メンタルヘルス不調による訴訟リスクを未然に防ぐ重要なリスクマネジメントとして機能します。法令で定められた安全配慮義務を果たしていないと判断された場合、企業の社会的な信用は著しく低下しかねません。健康診断やストレスチェックの履歴を正確に記録し、必要な措置を講じておく体制の構築が求められます。


  • 採用力の強化と企業価値の向上

従業員の健康を大切にする姿勢は、求職者に対して働きやすい企業という強力なアピール材料として機能します。近年は健康経営という概念が広く認知されており、健康投資に積極的な企業は社会的評価が高まる傾向にあります。こうした姿勢が採用競争力の向上にもつながり、優秀な人材を獲得しやすくなる好循環を生み出します。


3.従業員の健康管理を推進する具体的な5つの取り組み

実効性のある健康管理を実現するためには、労働時間の適正化やメンタルヘルスケア、運動習慣の定着など、多角的なアプローチが必要です。現場で実践すべき具体的な施策を整理します。


施策の方向性

現場での具体的な取り組み

長時間労働の是正

客観的な記録に基づく労働時間の把握と、業務量の偏りの見直し

メンタルヘルス対策

社内外への相談窓口の設置と、ラインケア研修の実施

職場環境の改善

1on1ミーティングの導入や、風通しの良いコミュニケーションの促進

専門家との連携

産業医や保健師を交えた面談体制の構築と、健康施策のアドバイス

運動習慣の促進

福利厚生としてのスポーツクラブ利用やオンラインフィットネスの導入


  • 定期的な労働時間の把握と長時間労働の是正

タイムカードや勤怠管理システムを活用し、客観的なデータに基づいて従業員の労働時間を正確に把握する仕組みを整えます。特定の従業員に業務が集中している場合は、チーム内でのタスク再配分や人員拡充を行い、過労を引き起こす要因を取り除いていく必要があります。時間外労働が一定時間を超えた従業員に対しては、速やかに産業医面談を設定するルールづくりも有効です。

【関連記事】産業医面談とは?対象基準や話す内容、拒否された時の対応まで解説


  • メンタルヘルスケアの相談窓口設置

上司や同僚には話しにくい悩みを抱える従業員のために、社内窓口だけでなく外部の専門機関を通じた相談窓口を設置します。プライバシーが十分に守られる環境を用意することで、メンタルヘルス不調が深刻化する前にSOSを出しやすくなるのが利点です。あわせて、管理職向けのラインケア研修を実施し、部下の異変にいち早く気づける組織体制を整えていきます。

【関連記事】ラインケアとは?厚生労働省が推奨する目的と管理職の実践手順を解説


  • 職場環境の改善とコミュニケーション活性化

風通しの良い職場環境を作るため、定期的な1on1ミーティングを取り入れて上司と部下のコミュニケーションを活性化させます。業務の進捗確認だけでなく、体調やキャリアに関する悩みを気軽に共有できる場を設けることで、心理的安全性の向上に寄与します。リモートワークが中心の企業では、オンラインでの雑談時間や社内イベントを企画し、孤立感を防ぐ取り組みが効果的です。

【関連記事】心理的安全性を高める取り組み事例3選!施策の進め方と注意点を解説


  • 産業医や保健師との連携強化

医学的な専門知識を持つ産業医や保健師と定期的に情報共有を行い、健康管理施策の計画から実行までを連携して進めます。健康診断で再検査となった従業員への受診勧奨や、休職からの復職判定など、人事担当者だけでは判断が難しい場面で専門的な助言を仰ぎます。産業医が定期的に職場巡視を行い、作業環境の改善点を指摘してもらうプロセスも法令で定められた大切な手順です。

参考:e-Gov法令検索「労働安全衛生規則 第15条」

【関連記事】中小企業に産業医は必要?選任基準や不在時のリスク・探し方を解説


  • 運動習慣の定着支援と福利厚生の整備

デスクワーク中心の職場やリモートワークが定着した環境では、従業員の運動不足が生活習慣病やメンタル不調のリスクを高める要因になりやすいと考えられます。健康診断で指摘された数値の改善や、日々のストレス発散を促すためにも、就業後や休憩時間に運動へ取り組める仕組みを福利厚生として整えることが有効です。具体的なサービス活用の方向性は、次章で詳しく取り上げます。


4.従業員の健康管理を後押しする運動・フィットネス系サービスの活用

法令対応と並行して、従業員が自ら健康を維持できる環境づくりを進めるアプローチも欠かせません。運動習慣の定着は生活習慣病リスクやメンタル不調の予防に直結するため、フィットネスや健康セミナーなどの外部サービスを組み合わせて活用する動きが広がっています。


サービス活用の方向性

期待される具体的な効果

運動機会の提供

スポーツクラブや法人会員制度を活用し、従業員の運動不足解消と生活習慣病予防につなげる

オンラインでの健康サポート

自宅から参加できるフィットネスプログラムで、リモートワーカーの運動不足や孤立感を解消する

外部専門家の活用

運動・栄養・健康知識に関するセミナーの実施で、従業員のヘルスリテラシー向上を図る


  • スポーツクラブ・法人会員制度による運動機会の提供

全国のスポーツクラブを法人会員として利用できる制度を導入すれば、従業員が自分の生活圏や勤務スタイルに合わせて運動を続けやすくなります。個人契約と比べて費用負担を抑えられる点も、幅広い従業員層が継続利用しやすい要因です。運動習慣の定着はストレス発散やメンタル不調の予防にもつながり、健康診断で指摘された数値改善を後押しする施策としても効果を期待できます。


  • リモートワーカーにも届くオンラインフィットネスの導入

出社機会が減った企業では、通勤時の身体活動が失われ、自宅で長時間座り続ける従業員が増えています。オンラインで参加できるフィットネスプログラムを福利厚生に組み込むことで、居住地や勤務形態を問わず全従業員へ運動機会を提供できます。ライブ配信型のレッスンは、他の従業員と時間を共有することで孤立感の緩和にも寄与し、リモート下におけるコミュニケーション施策としても機能します。


  • 健康セミナーや受託・コンサルティングによる健康経営の推進

運動・栄養・睡眠など、健康知識を体系的に学ぶセミナーの実施は、従業員自身のセルフケア力を高める有効な施策です。社内に健康関連の企画・運営ノウハウが乏しい場合は、健康経営やスポーツクラブ運営に知見のある外部パートナーへ企画・運営を委託する選択肢もあります。専門家の伴走を得られれば、健康診断やストレスチェックの結果から自社課題を踏まえたプログラム設計がしやすくなり、健康経営の推進を後押しできます。


まとめ

従業員の健康管理は、労働安全衛生法に基づく健康診断やストレスチェックといった法的義務を満たすだけでなく、生産性向上や離職防止に直結する経営課題です。長時間労働の是正からメンタルヘルスケアの推進、専門家との連携まで、多角的な取り組みを継続していく体制構築が求められます。

一方で、健康診断や制度整備といった「守り」の施策だけでは、従業員一人ひとりの運動不足解消や生活習慣病予防といった「攻め」の健康づくりまで十分にカバーしきれないケースも少なくありません。健康経営を実効性のある取り組みとして定着させるためには、日常的に運動習慣を促す仕組みを合わせて整えることが有効です。

当社の法人向けサービスは、全国のスポーツクラブを利用できる法人会員制度やオンラインフィットネスに加え、健康セミナー、受託・コンサルティングまでを一気通貫で提供します。これにより、従業員の運動機会創出と健康経営の推進をトータルで支援します。デスクワーク中心の職場やリモートワーク環境でも取り入れやすい設計で、法的義務の遵守にとどまらない、活気ある職場づくりをサポートいたします。

▶ メガロス法人向けサービスの詳細・お問い合わせはこちら  


<最後に>


野村不動産ライフ&スポーツは、2024年2025年と連続でホワイト500を取得いたしました。また野村不動産グループ各社が健康経営優良法人認定取得に向けた施策実行をサポートしております。

そのノウハウを詰め込んだ各種健康経営施策サービスをご用意しております。


今後健康経営優良法人認定の取得を進めるのであれば、認定取得を強力にサポートする【ALWEL(オルウェル)】というサービスをリリースしております。 ご興味ありましたら是非ご確認ください。

【ALWEL(オルウェル)】

ALWEL_LP.png