運動不足を解消!自宅や職場・通勤中にできる簡単な運動方法を解説
運動不足を解消するには、1日約8,000歩の歩行や週60分の運動が目安です。本記事では、運動不足がもたらす肩こりや生活習慣病のリスクを解説し、自宅でできるスクワットや隙間時間を活用した簡単な運動方法を紹介します。
運動不足を解消するには、日常生活の中で歩数を増やし、息がはずむ程度の運動を週に60分程度取り入れることが基準となります。運動不足を放置すると、肩こりなどの身体的な不調だけでなく、生活習慣病のリスクや自律神経の乱れにもつながります。本記事では、成人に必要な運動量の目安、心身への影響、そして自宅や職場で無理なく始められる具体的な運動方法を順に解説します。
1.運動不足の基準とは
そもそも自分が運動不足に該当するかどうかは、体感的な疲れや体型の変化だけでは正確に判断できません。厚生労働省は成人が健康を維持するための目標値として、日常的な身体活動と意識的な運動という2つの側面から数値基準を公表しています。まずはこの公的な指標を押さえ、自身の生活と比較する視点を持つことが、解消への第一歩となります。
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対象の分類 |
身体活動・運動の目安 |
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歩行(身体活動) |
1日約8,000歩以上(1日60分以上) |
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運動 |
息がはずむ程度の運動を週60分以上 |
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1日あたり約8,000歩の歩行が目安となる
運動不足を判定する日常的な身体活動の基準として、1日あたり約8,000歩以上の歩行が推奨されます。厚生労働省のガイドラインでも、成人は歩行と同等以上の身体活動を1日60分以上行うことが目標値として掲げられています。最初から8,000歩を達成できなくても、現状の歩数からプラス1,000歩(約10分)増やすところから始めるアプローチも有効です。通勤時に少し遠回りをするなど、無理のない範囲で日常の歩数を積み重ねていくことが第一歩となります。
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息がはずむ程度の運動を週に60分行うのが理想
歩行などの日常的な活動に加えて、息がはずみ汗をかく程度の運動を週に60分以上行うことが理想的な基準です。まとまった時間を確保するのが難しい場合は、1回20分の運動を週3回行うなど、ご自身の生活スタイルに合わせて分割しても問題ありません。週末のランニングやスポーツだけでなく、早歩きや階段昇降などもこの運動に含まれるため、日常の中で意識的に強度を上げていく工夫が効果的です。
2.運動不足がもたらす心身への悪影響
運動不足を「単に体力が落ちる」程度に捉えていると、その健康リスクを見誤ります。身体を動かさない状態が長期化すると、筋肉・代謝・神経といった複数の機能が同時に低下し、日々の不調から将来的な疾患まで連鎖的につながっていきます。ここでは、放置することで生じる代表的な悪影響を、身体面と精神面の両方から整理します。
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影響の部位・機能 |
具体的な症状やリスク |
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筋肉・関節 |
筋力低下による肩こりや腰痛 |
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代謝・内臓機能 |
基礎代謝の低下による肥満や生活習慣病 |
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自律神経 |
ストレスや疲労感の蓄積 |
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筋力低下により肩こりや腰痛を引き起こす
運動不足によって体を支える筋力が低下すると、姿勢が崩れて肩こりや腰痛を引き起こす原因となります。特に長時間のデスクワークでは同じ姿勢が続くため、特定の筋肉にばかり負担がかかり、血流の悪化を招きます。そのまま放置すると痛みが慢性化し、日常生活の動作にも支障をきたすケースも珍しくありません。適度に筋肉を動かして柔軟性を保つことが、これらの症状を防ぐ有効な手段といえます。
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基礎代謝が下がり肥満や生活習慣病のリスクが高まる
筋肉量の減少に伴って基礎代謝が低下すると、消費エネルギーが減少し、肥満や生活習慣病のリスクが高まります。摂取したカロリーを消費しきれずに体脂肪が蓄積しやすくなり、結果として糖尿病や高血圧といった疾患を招く要因の一つです。
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自律神経の乱れからストレスや疲労を感じやすくなる
身体を動かさない状態が続くと、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、自律神経のバランスが乱れやすくなります。自律神経が乱れると、十分な睡眠をとっても疲労感が抜けなかったり、精神的なストレスを感じやすくなったりします。適度な運動は気分をリフレッシュさせ、睡眠の質を向上させる効果を持つことが知られています。
3.【自宅編】運動不足を解消する簡単なストレッチ・筋トレ
ジム通いやランニングは続ける自信がないという方でも、自宅であれば天候や周囲の目を気にすることなく、自分のペースで運動を始められます。特別な器具を揃える必要はなく、自身の体重を負荷にする自重トレーニングと軽いストレッチを組み合わせることで運動習慣の土台を作れるため、無理なく継続しやすい環境です。
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運動の種類 |
期待できる効果 |
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スクワット |
下半身の大きな筋肉の強化 |
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プランク |
体幹の強化と姿勢改善 |
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就寝前のストレッチ |
筋肉の緊張緩和と血流促進 |
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スクワットは下半身の大きな筋肉を効率的に鍛えられる
スクワットはお尻や太ももといった下半身の大きな筋肉を集中的に鍛えられるため、基礎代謝の向上にもつながります。筋肉量が多い部位を動かすことで全身の血流も良くなり、運動不足による冷えやむくみの改善にもつながります。ただし、間違ったフォームで行うと膝や腰を痛める原因となるため注意が必要です。最初は椅子の背もたれに捕まりながら行うなど、正しい姿勢を意識して安全に取り組む形が基本となります。
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プランクは体幹を強化し姿勢改善に役立つ
うつ伏せの状態で前腕とつま先で体を支えるプランクは、腹筋や背筋などの体幹を総合的に強化し、姿勢の改善に役立ちます。体幹が安定すると日常の動作が楽になり、長時間のデスクワークでも疲れにくい身体を作っていく効果が期待できます。最初は20秒程度の短い時間から始め、徐々にキープする時間を延ばしていくのが一般的です。
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就寝前の軽いストレッチで血流を促す
就寝前に軽いストレッチを行って硬くなった筋肉をほぐすことで、全身の血流が促され、疲労回復がスムーズになります。激しい運動ではなく、深呼吸をしながらゆっくりと関節を伸ばす動きを取り入れると、副交感神経が優位になって深い睡眠に入りやすくなります。
4.【職場・通勤編】隙間時間で運動不足を解消する工夫
「運動のためにわざわざ時間を作るのが難しい」という悩みは、多忙なビジネスパーソンに共通する課題です。しかし、通勤や社内での移動、仕事中の姿勢といった日々の行動を少し変えるだけでも、1日の総活動量は着実に底上げできます。まとまった運動時間を確保する代わりに、生活動線そのものを運動化する発想を取り入れることが有効です。
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活用シーン |
具体的な運動・行動 |
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通勤時 |
一駅分歩く、早歩きを意識する |
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移動・外出時 |
エレベーターを使わず階段を昇り降りする |
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デスクワーク中 |
30分に1回立ち上がり軽く体を動かす |
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通勤時に一駅分歩くことで有酸素運動を確保する
通勤の際に手前で電車を降りて一駅分歩くことで、まとまった有酸素運動の時間を自然に確保できます。歩行時は背筋を伸ばし、普段よりも少し大きめの歩幅で早歩きを意識すると、運動の強度が高まりカロリーの消費量も増加します。雨天時や体調が優れない日は無理に行わず、公共交通機関を通常通り利用する柔軟な判断も欠かせません。天候や体調に合わせて週に数回取り入れるだけでも、長期的に見れば十分な運動量につながっていきます。
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エレベーターを使わず階段を昇り降りする
駅やオフィスでの移動時に、エレベーターやエスカレーターを避けて階段を使うことも立派な運動の一つです。階段の昇り降りは平地を歩くよりも足腰の筋肉に負荷がかかりやすく、日常生活の中でお尻や太ももの筋力トレーニングを兼ねられます。
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デスクワーク中は30分に1回立ち上がり軽く体を動かす
デスクワークが続く場合は、座りっぱなしによる血流悪化を防ぐため、30分に1回を目安に立ち上がって軽く体を動かす行動が推奨されます。長時間同じ姿勢でいると下半身に血液が滞りやすくなるため、その場で足踏みをしたり、肩回しをしたりするだけでも全身の血流が改善します。水分補給やコピー機への移動など、ちょっとした用事を見つけてこまめに動く意識を持つことが大切です。
参考:厚生労働省「こうすれば 座りっぱなしをやめて」
【関連記事】オフィスストレッチの簡単なやり方!座ったまま肩こりや腰痛を解消
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企業が取り組む従業員の運動不足対策とは
個人の努力だけで運動習慣を継続するのは容易ではなく、近年は企業が従業員の運動不足解消に取り組む動きが広がっています。健康経営の一環として運動機会を提供することで、従業員の健康増進だけでなく、生産性の向上や離職率の低下といった経営面のメリットも期待できます。
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取り組みの種類 |
概要 |
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スポーツクラブの法人契約 |
福利厚生として従業員がジムを利用できる環境を整備する |
|
オンラインフィットネスの導入 |
場所を問わずプロのレッスンを受講できる仕組みを提供する |
|
健康セミナーの実施 |
運動の必要性や正しい身体の使い方を専門家が解説する |
5.企業が取り組む従業員の運動不足対策とは
個人の努力だけで運動習慣を継続するのは容易ではなく、近年は企業が従業員の運動不足解消に取り組む動きが広がっています。健康経営の一環として運動機会を提供することで、従業員の健康増進だけでなく、生産性の向上や離職率の低下といった経営面のメリットも期待できます。
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取り組みの種類 |
概要 |
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スポーツクラブの法人契約 |
福利厚生として従業員がジムを利用できる環境を整備する |
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オンラインフィットネスの導入 |
場所を問わずプロのレッスンを受講できる仕組みを提供する |
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健康セミナーの実施 |
運動の必要性や正しい身体の使い方を専門家が解説する |
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スポーツクラブの法人会員制度を福利厚生に導入する
企業がスポーツクラブと法人契約を結ぶことで、従業員は通常よりも手軽な条件でトレーニング施設を利用できるようになります。仕事帰りや休日に専門のマシンやスタジオプログラムを活用でき、自宅での自重トレーニングだけでは得にくい運動効果を実感しやすくなる仕組みです。企業側にとっても、福利厚生の充実は人材の採用力や定着率の向上に寄与するため、コストではなく投資として捉える企業が増えています。
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オンラインフィットネスなら場所を問わず運動を継続できる
リモートワークが普及した現在、オフィスへの通勤が減ったことで運動量が落ちている従業員も少なくありません。オンラインフィットネスであれば、自宅やサテライトオフィスなど場所を選ばず、プロのインストラクターによるレッスンを受講できます。ライブ配信で参加できる形式のほか、好きな時間に視聴できるアーカイブ配信に対応しているサービスもあるため、不規則な勤務形態の従業員でも取り入れやすい点が特長です。
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健康セミナーで正しい知識を身につける機会を提供する
運動の必要性を頭では理解していても、具体的にどのような強度や頻度で行えばよいかを把握している従業員は多くないと考えられます。専門家による健康セミナーを定期的に開催し、運動に関する正しい知識や実践的なストレッチの方法を伝える機会を設けることで、従業員が自発的に行動を変えるきっかけを作れます。座学だけでなく、参加者がその場で体を動かす体験型のプログラムを取り入れると、運動へのハードルがさらに下がります。
まとめ
運動不足の解消には、1日約8,000歩の歩行と週60分の息がはずむ運動が目安です。スクワットや階段昇降など、生活スタイルに合った方法を選び、無理なく続けることが肩こりや生活習慣病の予防につながります。
ただし、自分一人で正しいフォームを維持しながら運動を習慣化するのは容易ではありません。こうした課題には、企業の福利厚生としてスポーツクラブやオンラインフィットネスを活用する方法が効果的です。専門トレーナーによる指導を受けられる環境を整えることで、従業員一人ひとりの運動不足解消と組織全体の活力向上を両立できます。
<最後に>
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