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福利厚生で運動促進!導入メリットや施策・経費の注意点を解説

従業員の運動不足解消や健康経営の推進を目的に、福利厚生として運動施策を取り入れる企業が増えています。本記事では、福利厚生に運動を導入するメリットや、具体的な施策例を解説します。福利厚生費として経費計上するための条件や、利用率を高めるポイントも紹介しているため、自社に最適なサービスの選定にお役立てください。



従業員の健康課題を解決するため、福利厚生として運動施策を導入する企業が増えています。本記事では、運動系の福利厚生がもたらす効果や具体的な施策例に加え、経費計上の条件や利用率を高めるポイントを解説します。

この記事の要約

  • 運動系の福利厚生は従業員の運動不足解消やメンタルヘルスケアに直結する
  • パフォーマンス向上や医療費削減、採用力の強化といった企業側のメリットがある
  • ジムの法人契約やオンライン配信、オフィス出張などの施策から自社に合うものを選ぶ
  • 全従業員を対象とし常識的な金額に収めることで福利厚生費として経費計上できる
  • 利用状況を定期的に検証し運動が苦手な社員も参加しやすい仕組みを整えることが大切である

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1.なぜ福利厚生に「運動」を取り入れる企業が増えているのか

健康経営への関心が高まる中、従業員の運動機会をサポートする企業が増加傾向にあります。ここから、導入の背景にある主な理由を整理します。

導入の背景 企業の直面する課題
運動不足の解消 働く世代の運動・スポーツ実施率の低さと在宅勤務での活動量不足
メンタル不調の予防 ストレスや自律神経の乱れによるパフォーマンス低下
健康経営の推進 企業価値の中長期的な向上と持続的な成長

  • 働く世代に多い運動不足を企業側から解消する

成人の週1日以上の運動・スポーツ実施率は52.0%にとどまり、とくに20代から50代の働く世代で低い傾向が続いています。通勤や外出の機会が減る在宅勤務では日常の活動量を確保しにくいため、企業が主体となって体を動かすきっかけを提供する取り組みが広がっています。

 参考:令和5年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」 の結果を公表します:スポーツ庁

  • 適度な身体活動を通じてメンタルヘルス不調を予防する

運動は身体的な健康だけでなく、メンタルヘルスの維持にも役立つと考えられています。

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、身体活動には認知機能やメンタルヘルスを向上させる効果があることが示されています。気分をリフレッシュする機会を設けることで、不安や抑うつといった精神的な不調を未然に防ぐことにつながります。

 参考:健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(厚生労働省)
 【関連記事】メンタルヘルス対策は何から始める?企業の義務と効果的な4つのケアを解説

  • 健康経営の推進によって中長期的な企業価値を高める

従業員の健康管理を経営的な視点から実践する「健康経営」の一環として、運動施策が位置づけられています。経済産業省が創設し、日本健康会議が認定する健康経営優良法人の認定基準にも、「運動機会の増進に向けた取り組み」が含まれています。従業員が長く健康に働ける環境を整えることは、最終的に企業の業績向上や安定した成長につながると考えられます。

 参考:健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)認定基準(案)
 【関連記事】健康経営優良法人の要件とは?認定基準や2025年の変更点を解説

2.運動系の福利厚生を導入するメリット

運動を支援する制度は、従業員個人の健康にとどまらず組織全体に良い影響をもたらします。具体的なメリットを解説します。

期待される効果 具体的なメリット
パフォーマンス向上 集中力が増し業務の生産性が改善する
コミュニケーション活性化 部署間の交流が生まれチームワークが向上する
医療費負担の軽減 疾病リスクが下がり企業が負担するコストが減る
採用力・定着率の強化 働きやすい会社として高く評価され離職を防げる

  • 心身の健康状態が改善され日々の業務パフォーマンスが向上する

運動習慣が定着することで、日々の業務における集中力や生産性の向上が期待できます。適度に体を動かすと血流が改善し、脳に十分な酸素が届きやすくなるためです。反対に慢性的な疲労や不調を抱えたまま働く状態はプレゼンティーイズムと呼ばれ、経済産業省の資料では健康関連総コストのうち約78%を占めるとされており、企業にとって目に見えない損失となっています。

 参考:健康経営ガイドブック(経済産業省)
 【関連記事】プレゼンティーズムとは?原因から測定方法・企業の対策事例まで解説

  • 部署や年齢の垣根を越えた社内コミュニケーションが活性化する

運動をテーマにしたイベントやプログラムは、普段関わりのない社員同士が交流するきっかけを生み出します。役職や部署の枠を越えて一緒に汗を流すことで、自然な会話が生まれやすくなります。社内の風通しが良くなれば、日常の業務においても円滑な連携が取れるようになります。

 【関連記事】社内コミュニケーションを活性化する!具体的な施策やメリットを解説

  • 疾病や休職を減らすことで企業の医療費負担を軽減できる

従業員が健康を維持できれば、結果として企業が負担する医療費を抑えられます。運動不足による生活習慣病が重症化すると、治療費の増加や長期休職による人的損失を招きかねません。予防的な観点から運動施策に投資するほうが、中長期的には経済的なメリットが大きいといえます。


  • 従業員を大切にする姿勢が伝わり採用力や定着率に好影響を与える

健康をサポートする福利厚生が充実している企業は、求職者から「従業員を大切にしている」と好意的に評価されやすくなります。若い世代はワークライフバランスや働きやすさを重視する傾向が強いため、採用活動での強力なアピールポイントとなります。既存社員の帰属意識の向上にもつながり、離職を防ぐ効果も期待できます。

3.自社に合う選び方は?運動系福利厚生の具体的な施策

企業規模や働き方によって、適した運動サポートの形は異なります。ここでは代表的な施策をいくつか紹介します。

施策の種類 具体的な活用例
スポーツジム法人契約 全国展開のジムを特別料金で利用する
オンラインプログラム 自宅からヨガやフィットネスに参加する
オフィス出張型レッスン 昼休みに会議室でストレッチをおこなう
アプリ・イベント活用 社内対抗のウォーキング大会を開催する

  • 生活圏や通勤経路上にあるスポーツジムと法人契約を結ぶ

フィットネスクラブやスポーツジムと法人契約を結び、従業員が割安な料金で利用できる制度です。全国展開しているジムであれば、自宅の近所や出張先でも立ち寄りやすく、継続率が高まる傾向があります。設備が充実しているため、本格的なトレーニングを希望する層にも適しています。

 【関連記事】福利厚生でジムを導入する効果は?失敗しない選び方と税制面を解説

  • 在宅勤務でも気軽に参加できるオンラインプログラムを配信する

プロのインストラクターによる運動指導を、パソコンやスマートフォンを通じて配信するサービスも人気を集めています。時間や場所の制約を受けにくいため、テレワーク中心の企業でも平等に運動機会を提供できます。人目を気にせず自分のペースで取り組める点も、運動初心者にとって大きな利点です。


  • 始業前や昼休みにオフィスで出張ヨガやストレッチを実施する

インストラクターをオフィスに招き、始業前や昼休憩の時間を使って簡単な運動をおこなう取り組みです。着替えが不要なストレッチや椅子に座ったままできるヨガなどを選べば、業務の合間に気軽に参加できます。社内の会議室やオープンスペースを有効活用できる企業に向いています。

 【関連記事】社員の心身を整えるオフィスヨガとは?導入メリットと費用相場を解説
 【関連記事】オフィスストレッチの簡単なやり方!座ったまま肩こりや腰痛を解消

  • アプリを活用して歩数を競うウォーキングイベントを開催する

健康管理アプリを導入し、部署対抗で1ヶ月の総歩数を競うといったイベント形式の施策です。特別な設備を用意しなくても、日々の通勤や散歩で気軽に参加できます。上位チームに賞品を用意するなどの工夫を加えることで、社内全体を巻き込んだ盛り上がりが期待できます。

4.施策を組み合わせて自社の働き方に合わせる方法

前述の施策はいずれか一つを選ぶものではなく、組み合わせることで効果が高まります。出社中心の部署とテレワーク中心の部署が混在する企業ほど、複数の手段を用意する視点が欠かせません。

検討の観点 組み合わせの考え方
働き方・勤務地の違い 店舗利用に限定せず、実店舗・オンライン・出張型を組み合わせて全従業員に運動機会を届ける
費用設計 企業規模に応じたプランを選び、利用回数や負担割合を調整して予算に合わせる
利用状況の把握 利用実績を確認できる仕組みがあるかを、サービス資料や問い合わせ窓口で確認する

  • 実店舗・オンライン・出張型を組み合わせて全従業員に運動機会を届ける

運動機会を店舗利用だけに限定すると、近隣に施設がない従業員や在宅勤務者が利用できず、福利厚生費として求められる「全従業員が平等に利用できる」状態からも遠ざかります。スポーツクラブメガロスの法人向けサービスでは、関東・東海・関西を中心とした直営店舗を利用できる法人会員制度に加えて、自宅や職場から参加できるオンラインライブレッスンやフィットネス動画、オフィスへの出張レッスン、健康の基礎知識を学べるオンラインセミナーを組み合わせられます。勤務地や働き方が異なる従業員にも、同じ制度のもとで運動のきっかけを提供できる点が実務上の利点です。


  • 費用プランと利用実績の可視化まで支援できるサービスを選ぶ

制度を継続させるには、導入時の費用設計と導入後の利用状況の把握が両方必要です。

メガロスの法人向けサービスは、法人会員やオンラインフィットネス、オンラインセミナーなどを組み合わせて利用でき、企業規模や課題に応じた導入プランを相談できます。詳細な費用プランや利用実績の把握方法は、サービス資料や問い合わせ窓口でご確認ください。健康経営優良法人の認定項目である運動機会の増進に向けた取り組みとして、社内の説明材料をそろえやすい点も導入検討時の判断材料になります。

5.かかった費用は福利厚生費として非課税にできるのか

会社が負担した費用を経費(福利厚生費)として計上するには、所得税基本通達36-30などで示された取扱いを満たす必要があります。判断の基準となる主要な条件を整理します。

非課税の条件 判断基準
全従業員が対象 一部の役員や社員だけを優遇していないか
金額の妥当性 社会通念上、常識的な範囲に収まっているか
現金支給の禁止 金銭を直接渡す運用になっていないか

  • 対象を限定せず全従業員が平等に利用できる規定を設ける

福利厚生費として認められる大原則は、すべての従業員に利用の機会が均等に与えられていることです。特定の役員や一部の社員しか利用できないスポーツクラブの会費などは、給与として課税されるおそれがあります。所得税基本通達36-30では、役員だけを対象として行事の費用を負担する場合は、課税しない取扱いの対象外とされています。利用条件を就業規則や福利厚生規定に明記し、誰もが平等に制度を使える状態にしておきます。

 参考:給与等に係る経済的利益(所得税基本通達36-30)|国税庁

  • 企業負担額を社会通念上妥当とされる常識的な範囲内に収める

提供するサービスの金額が、社会通念上一般に行われていると認められる範囲であること、また従業員が受ける経済的利益が少額不追求の趣旨を逸脱しないことも重要な要件です。高額すぎる高級スポーツクラブの入会金や年会費を全額会社が負担する場合、福利厚生の範囲を超えていると判断されるリスクが高まります。自社の規模に見合った、適切な予算設定を心がける必要があります。

 参考:No.2603 従業員レクリエーション旅行や研修旅行|国税庁

  • 運動器具の購入費などを現金で直接支給する運用を避ける

社員が個人的にジムへ通った費用や、ヨガマットなどの運動器具を購入した代金を現金で支給する運用は、原則として給与課税の対象になります。所得税基本通達36-30でも、行事に参加しなかった人へ金銭を支給する場合は給与等として課税することに留意するとされています。現金の支給は用途が不透明になりやすいためです。経費として処理するには、会社が直接フィットネスクラブと法人契約を結ぶといった形をとるのが一般的です。

 参考:給与等に係る経済的利益(所得税基本通達36-30)|国税庁

6.導入後の利用率を高めるための注意点

制度を導入しても、一部の社員しか利用しなければ本来の目的を果たせません。制度を社内に浸透させ、活用を促すポイントを解説します。

注意点 対策案
ニーズの不一致 事前アンケートで希望する施策を調査する
参加への心理的ハードル 自由参加とし初心者が楽しめる内容を用意する
制度の形骸化 定期的に利用率を確認し施策を改善し続ける

  • 事前アンケートを活用し自社の課題に合ったサービスを選定する

導入前に社内アンケートを実施し、従業員がどのような運動を望んでいるかを把握しておきます。運動習慣の有無や、抱えている身体の悩み(肩こりや腰痛など)をヒアリングすることで、ミスマッチを防ぐことが可能です。現場の声を反映させた制度であれば、導入直後からスムーズな利用が見込めます。


  • 参加を強制せず運動が苦手な社員も楽しめる仕組みを整える

健康への意識や運動能力は人それぞれ異なるため、強制的な参加は逆効果になります。運動への苦手意識が強い社員でも気負わずに参加できるよう、ウォーキングなどの負荷が軽いメニューを充実させるとよいでしょう。本人の自主性を尊重しながら、楽しんで取り組める環境をつくることが継続の鍵を握ります。


  • 定期的に利用実績を検証し形骸化を防ぐための改善を続ける

サービスを導入しただけで満足せず、定期的に利用率や参加者の満足度を検証していく作業が欠かせません。もし想定より利用者が少ない場合は、社内での周知不足やメニューのマンネリ化が原因として考えられます。社内報でのアピールを強化したり、季節に応じた新しいイベントを企画したりと、継続的な見直しが求められます。

まとめ

福利厚生として運動施策を導入することは、運動不足の解消やメンタルヘルス不調の予防に効果的です。法人契約のスポーツジムやオンラインプログラムなどから自社に合った仕組みを選び、全従業員が平等に利用できる規定を設けたうえで、企業負担額を常識的な範囲に収め、現金支給を避けることで、税務上も適切に運用しやすくなります。

一方で、施策の企画から社内周知、利用状況の把握までを社内リソースだけで回そうとすると、担当者の負担が大きくなり制度が形骸化しやすくなります。実店舗・オンライン・出張型を横断して提供できるサービスを選べば、働き方の異なる従業員にも一つの契約で運動機会を届けられます。

メガロス(野村不動産ライフ&スポーツ)は、企業の健康経営を総合的に支援する法人向けソリューションを提供しています。関東・東海・関西を中心に展開する直営店舗を利用できる法人会員制度、自宅や職場から参加できる1,000種類以上のビデオレッスンが受け放題のオンラインフィットネス、オフィスでの出張レッスンやオンラインセミナーまで、多様な働き方に合わせて組み合わせが可能です。

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<最後に>


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